【「勇気」の心理学基礎理論】
みなさんこんにちは!
本日は、誰にでも装備可能な【勇気】をつかった心理学について書き綴ります。
勇気ってきいてどう思いますでしょうか?
RPGゲームであるドラゴンクエストをご存知の方はわかると思いますが、
職業で存在する【勇者】をイメージされた方もいらっしゃると勝手に思っているのは私だけですねw
意外と勇者って職業的には、そんなに強くありませんが、なぜか主人公の設定です。
個人的には意味がわかるのですが、うまく説明できませんw
そんな勇者が使う【勇気】の心理学です。
この勇気の心理学は、大きく時代がうねりをあげて変化している
現代において個人心理学として存在します。
個人心理学って?いわれても、ピンとこない方が多いと思いますが、
アドラー心理学と呼ばれれば、本を読んだりしていなくとも何処かで聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
そうです。アルフレッド・アドラーが書いた
ベストセラーの【嫌われる勇気】【幸せになる勇気】の中で述べられているコトです。
アドラー先生は、心理学の世界で知らない人はいないとされる
二元論を説かれたフロイト、集合的無意識で人間はつながっていることを説かれたユングと並んで
有名な心理学者の方です。
アドラーは、最初のころフロイトのグループに招かれています。
その後、フロイトが二元論的心理学を展開していき、
アドラーの全体論的考え方と異なりアドラーはフロイトのもとを去ります。
二元論って?、思われると思いますが、まちがっているかもしれませんが
私の解釈では簡単にいうとココロと体は別って考えるコトであり、
プラスとマイナス、陰と陽、男と女のような考え方のコトだと思っています。
そう聞くと納得できるかと思いますし、決して間違っていないと思いますよね?
ただ、アドラーの考えは違っていて、ココロと体は別として考えるコトは不可能であり
ココロも体も同じひとつの自分自身の全体だという。
【全体論】を展開していきます。
アドラーの考え方は、あきらかな変化の時代に生きている
われわれ現代人にも参考になり明確にどう生きたらいいのか?に
ついて述べられていることでベストセラーになり
非常に多くの方に読まれています。
アドラー心理学は、基本的に下記に簡単にかきつづりました
5つの理論の組み合わせを使い【勇気つけ】をおこなっていき様々な
困難なコトに負けないで、それを乗り越えていけるための勇気付けの心理学です。
以下に、かんたんに5つの基礎理念を書き綴らせて頂きますね(^^)
①自己決定性
人間は環境や過去に縛られるコトなく、
自らの運命を作り出していくコトができる
自分自身の人生の画家である。
究極には、すべては自分次第ってコトです。
②目的論
あらゆる行動は、
その目的によって説明が可能。
つまり、目の前に起こる出来事は
目的に向かっていく過程で、起こるべくして必要だから、
そのコトが起こるって解釈しています。
見ているのが決して変えるコトのできない過去に起きたコトではなく
常に変えるコトが可能な今から未来への視点でみて、目的に従って未来から見ている視点で考えている建設的な視点だと思っています。
そう考えると、なぜか勇気が湧いてくるのは私だけでしょうか?
この目的論は、アドラー心理学の中で一番好きな理論です。
③全体論
人間のココロと体をわけて考えるコトは
不可能であるとの考え方です。
二元論のフロイトと全体論を展開していくアドラーとの大きな違いがここです。
現代はテクノロジーが当時より進化してきているので、
よりココロと体がひとつであるコトが証明されてきています。
誰だって体調の良くないときは、ココロも気分も調子よくないですよね?
そうです、実はココロ、精神はカラダとつながっているのです。
特に女性は、ホルモンバランスが月一で乱れやすくなるトキがあるかと思いますので、よりそれが分かりやすいかと思います。
他にも、アントニオ猪木の【元気があれば何でもできる】は
ある意味真実をついた格言だと思っています。
コトバで書きつづるよりも、見てもらった方が早いですね(^_-)-☆
個人的には、ある意味すべてはひとつのワンネスの考え方が入っていると思います。
④認知論
人間は、主観でモノゴトをとらえているので、客観的にとらえるコトは不可能といわれています。
簡単にいえば、同じ雨降りという現象でも、人それぞれ置かれた立場でとらえ方が違ってくるのが当然である。そうであるのであれば、モノゴトへのとらえ方は自在に変えられる。
これは、ある意味主体的に考えるコトで、マイナスをプラスにとらえるコトが
できるという解釈でいます。
すべては自分次第だってコトだと解釈しています。
⑤対人関係論
これが、アドラー心理学の核になる考え方です。
宇宙、地球、地域、会社、家族、夫婦関係、親子関係、親子関係も含めて究極には
人間の行動すべては、相手役がいるコトで存在、成立する。
人間は、対人的な文脈においてはじめて「個人」になれる。
上記、5つの基礎理論の組み合わせを駆使し、アドラー心理学の最終ゴールである
【共同体感覚】
にいくコトができといわれています。
長くなってしまったので、次回以降に【共同体感覚】やアドラー心理学の全体の概念を書きつづらせて頂きたいと思います。
個人的には、この【共同体感覚】は、ある意味ワンネスの考え方につながるものだと思っています。
今回は、あくまでアドラー心理学の【勇気付け】につかう基礎概念5項目にしぼってみました。
ここまでお付き合いいただけてありがとうございます。